■いよいよOH開始です

・2004年2月
・メーター不動

ステアリングラック、ミッション、エンジン各部からのオイル漏れ・・・・
クラッチベアリングからの異音・・・・
スピードメーターケーブル切れ・・・・
いろいろありまして(笑)、せーのでオーバーホールすることにしました!
でも、開ければ開けるほど・・・・

いよいよ作業開始です。
しばらく洗ってやることも出来ないだろうと、洗車してガレージへ。

まずは、ボンネットとバッテリー端子を外しました。

これで立派な不動車(笑)。

あ、ボンネットを外すときに、ウォッシャーパイプを外す必要があるんですが、案の定プラスティック製の留め具がポッキリ折れてしまいました。もう完全に硬化してましたから。

グリルを外して、ボンネットオープナーを外して、上側のフレームを外します。
特に難しいところはないですけど、ボルトナットの大きさがバラバラでなんだかな〜。
13mmが多いですけど。

その後バンパーを外します。
バンパーはステーごと外します。タイヤハウスのパーツに引っ掛かって、ちょっと外しにくかったです。

とりあえずこの時点で、ファンが純正ではないことが判明。っていうか、真ん中のファンは、半分くらいはみ出してるもんね(笑)。 でも効くからOK!

さて、ラジエターを外す前に、冷却液を抜かねば・・・・
と、ドレンボルトを探したけど見当たらない。なるほど、国産と違ってあちらのラジエターにはドレンが無いんですね。
いきなりホースを抜くわけだ。

で、抜いてみたら・・・・

出てきた冷却液は、こんな状態でした(涙)。
あきらかにオイルが混ざってます。

パイプの中にもオイルが溜まっていて、どろーりどろーりと垂れてきます。

混ざったオイルのせいか、ウォーターラインは軒並みこんな感じです。
リターンなどの一部は、完全に詰まってるところもありました。

ラジエターはもちろん、室内のヒーターボックスまで 取外して洗浄する必要があるかも?
泣けてきます。

さらに評価を下げる写真(苦笑)。
リザーバータンクの中もドロドロでした〜。

もう、これくらい普段のメンテナンスでわかるだろう!って思うんですが、数カ月前には、こんな状態じゃなかったんですけどね。
加えて タンク自体の劣化も激しくて透明度がほとんどないし、まあ、入っているかどうかだけは、目視出来たんで・・・・
うう、言い訳がクルシイ〜

もちろん、綺麗に洗います。

気を取り直して、作業を進めます。

なんとエスパスは、たった四コのボルトで 下側のフレームまで外せちゃうんですね。作業がやりやすそうで嬉しい。
写真でも、エンジンがモロに露出しているのが見えるでしょう?

左端のパイプからは、まだドロドロと(しつこい?苦笑)。

次に、オルタネーター、パワステのベルトや邪魔なパイプ類を外してタイミングベルトのカバーを外します。

引っ掛かって外しにくいということでしたが、意外と簡単に取れました。
でも、カムギヤの位置合わせを、カバーの切り欠きで行うことが判明し(って、最初からマニュアルを読めばわかること!)、嵌め直して位置を出します。

しかし!なぜかディストリビューター用?のギヤの位置が合っていません。なぜ?
よく分からないのですが、とりあえずこの状態で動いていたので、この状態でマークしておくことにしました。なんとなく気持ち悪いんですけどねー。

プーリーを外しますが、車によっては逆ネジのものもあるんですが、こいつは正ネジでした。インパクトレンチで一発!

タイミングベルトのテンショナーは、単純なコイルばねを使ったものなので、外すとき気をつけないと、びよ〜んって飛んでいっちゃいます。

エアコンのベルトは、テンショナーを外しても十分な緩みが出ないので、クランクプーリーと一緒に外します。
プーリーは、ちょっと抜けにくかったんで、こうやって外しました。
いちいち面倒です(って、普通こうやるか・苦笑)。

で、外した状態がこれです。

・・・・フレームを外した時から分かっていたことですが、やっぱりクランクシールからオイルが漏れています。

ふー、これでまた、必要な部品が増えました。
念のために、後ろ側のシールも替えておくことに決定。

ここまでで前側は一旦終わって、次は吸気関係を外します。

エアクリーナーとかパイプ類、アクセルワイヤーも外し、最後にキャブレターをインマニから外します。

キャブレターも、かなり汚いことになってました。
冷却液を廻してオートチョークを働かせているので、このラインもアブナイ。
やっぱりキャブのオーバーホールも必要かな。

その後、インマニをヘッドから外します。
難しいことはないんですが、下側のボルトがすごく抜きづらい!ラチェットも入る隙間がないんで、スパナでちまちまやるしかありません。

外して初めて気が付いたんですが、インマニの下側に、インマニそのもの(っていうか、通る空気のため)を温めるための冷却液の溜まり場がありました。
しかもその暖かい部分に添うようにパイプが走っていたりして、余熱を上手に使うことに、ずいぶん神経を使っているのが分かりました。
まあ、寒い国の出身ですからね。こういうところにお国柄が感じられて、なんとなく嬉しいです(笑)。

こんどは、エキマニを外します。

その前に、邪魔になりそうなエアコンのコンプレッサーやパワステポンプをブロックから外して、わきにどけておきます。
ホース類に負担がかからないように、適当なもので吊っておきます。

そういえば、このエアコンのコンプレッサーもイヤな取り付け方がされてました。
外しにくい位置に四本もボルトがあって・・・・至る所で難関が設けられているんで、それを乗り越える精神力が必要ですね!
可愛さ余って憎さ百倍って感じですけど・・・・

先に下にもぐって、センターパイプとのジョイントを外して、ブロックとの連結ボルトを外します。
本当なら、たこ足のすぐ先で分割出来れば良かったんだけど、強烈に錆びついていて、どう見ても折れそうだったんで諦めました。

でも、そしたら案の定、抜けません(笑)。
あっちやったり、こっちやったりしたんですけど、無理。
とりあえず、そのまま作業を進めます。

次はいよいよヘッドを下ろしま〜す!

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