■いよいよエンジン下ろします

・2004年3月
・メーター不動

補機類も外せて、やっとエンジンを開けます。
冷却液にオイルが混じっていた原因は?

まず、カムカバーを外します。
何も書くことがないくらい簡単。

でも、オーバーヘッドカムなのに、レバーを介してバルブを開け閉めしているんですね。
この機構で良いのは、バルブクリアランスの調整が先端のネジで出来るというところ。
シム式だと、シムを買わないといけないし、調整も面倒ですもんね。
細かいことは、後ほど。

◆ヘッドを下ろしました。
外し方は、基本通り外側のボルトから順に外していきます。
多少張り付いていたけど、無事終了。

でも、カムシャフトを抜くためにシールを外したんですが、それが外しにくくて、悪戦苦闘しているうちに、ヘッド側を傷つけてしまいました(涙)。
組み付けるときは、念入りにシール剤を付けなければ・・・・

それにしても、カムシャフトの止め方とか、やっぱり国産と違って面白いです。確かに合理的と言えば合理的なイメージは、随所にありますね。
タペットを止めているボルトとヘッドボルトが兼用だったり。

こちらが燃焼室側。
でかいバルブ(笑)。

燃焼室の状態は、思ったよりまともでした。
なんか、ちょっとツマラナイ・・・・

でも、溜まったカーボンを取るのは面倒だー

で、こっちがブロック。
ここも何だかおもしろい。
軽量化命なのか、あちらの常識なのか、とにかく無駄が無いです。

見たところ、全体の状態も思ったより悪くなくて、いったいどこで冷却液にオイルが混ざったのか、ちょっとハッキリしないです。
もしかしたら、ヘッドの面が出ていないのかも・・・・

これが外したガスケット。

4番付近がアヤシイ。
写真の左下あたりです。
外したときに捲れたのかもしれませんが、ここが繋がっていた可能性アリです。

これがシリンダーとピストンです。
上死点と下死点にあります。

シリンダー側面には、軽くボーリングした様な感じも見られるけど、これが普通なのかも?
いずれにしても、大きな傷がなくて一安心です。
オイルリングもちゃんと生きている感じだし。

とりあえず、今回は腰下は開けない予定なので、このまま置いておきます。

そうそう、ここまで外して、やっとエキマニが抜けました。

サビサビですねー。ステンレスのたこ足とかに換えれたらいいんですけどねー
手曲げでチタンワンオフとか・・・・夢だの〜。効果ないかもしれないけど(笑)

とここまでやっとところで、突然幼なじみがポルシェ911を見せびらかしにやって来たので、一日目は終了。
本当はミッションまで降ろしたかったんだけど、とりあえずヘッドまで降ろせたから上出来か〜と、個人的には満足でした。

が、連れが乗ってきた911、930ボディの1988年式くらいのヤツなんですが、これがフルレストアしてあって、エンジンルームの中までピカピカ!
うーん、ほぼ同い年のエスパス、今は天地の差がありますね。あそこまで出来るとすごいんだけど・・・・
複雑な気持ちの一日でした(笑)。

メンテナンス記トップへ