■ヘッド乗せ

・2004年4月
・メーター不動

いよいよブロックにヘッドを乗せます。
間違えると一番おそがいところなんで、慎重に・・・・
って、合いマークが分からなくなっちゃったりして(笑)

さあ、緊張感漂う一瞬です。
あ、ヘッドを乗せる前にエキマニを戻しておかないとね。

おお、新品のガスケットがまぶしい!ウレシイ!

ヘッド側は面研したし、きっときっちり役目を果たしてくれるハズです。
お願いしますよ〜

◆と万全の信頼を寄せたいところなんですが、新品なのに錆びていたりして(笑)

まあ、レーシングエンジンじゃないから、性能には影響無いと思うけど、なんか笑えますね。さすがに16年前からストックされているわけでも無いでしょうに。

そういえば、ギアボックスのレバーを留めた割りピンも錆びていました。
あちらもちゃんと使えたからOKですけどね。

◆そして、ヘッドを乗せました!

ヘッドボルトの締めつけトルクは、まず20Nmで締めた後、105
°増し締めを二回という、なんだか不思議な指定が。
一応書いてある通りにやりました。

今回のように腰下をばらさないで、ヘッドを乗せる場合に気をつける点は、ブロック側のボルト穴にラジエター液等が残っていないようにすることだそうです。
微量でも残っていると、圧縮状態になってしまって正確なトルクが出ないからね。

カムシャフトのオイルシールも付けました。キレイ!

エキマニのガスケットも新品です。
どんどん新しいパーツを付けるって気持ちいいですよー。

そうえいば、写真左の奥にブロックの水抜き用ドレンボルトが見えますが、抜いてみたらすっかり固着していて、かなりねじ山をなめてしまいました。
幸い圧力が掛かるところじゃないし、山が残っていたのでブラックシールをたっぷり着けて締めておきました。
やはり古いエンジン、余分なことはしない方がいいですね(苦笑)

カムプーリーを付けます。
が、正直合いマークに自信がありません(苦笑)。

ちゃんと覚えておいたハズだったんですが、このプーリーには二ヶ所マークが付いていたんですねー。丁度180°違いで。

マニュアルで確認したところ、形式J6RとJ7Rの共通部品なんで、それぞれにマークが打ってあったという訳です。
ま、なんとかなるでしょ

タイミングベルトの前にエアコン用のベルトを付けます。
でもここのベルト、実はパーツリストから拾って注文したものが合わなくて、近所のホームセンターで買ってきた日本製です。

車用ではなくて、工業用というやつのA32というサイズです。

それにしても、いい加減なテンショナーで、こんなんでいつまで張っていられるの?って感じですけどね。

そういえば、デスビ用のマークもずれていたんですよねー。
こんなんで大丈夫?と少々不安になるんだけど、これで動いていたという事実は間違いないし・・・・

と言うわけで、元々のマークよりも現実に沿って組みました。
もちろんテンショナープーリーも新品にしました。

この状態でクランクを回してみて、ピストンとバルブの関係を確認しておきます。
とりあえず、ごっちんこしないんで大丈夫でしょう。

オルタネーターの取り付けは問題なし。

でも、パワステポンプのベルトは駄目でした。

このベルトも結局ホームセンターで調達。
確か、A28というサイズでした。
それでも長さがギリギリで、かなり無理やり付けました。もうワンサイズ上のベルトだと、今度は張り切れません、あしからず。

次は、バルブクリアランスです。
ここは真剣にやらないと!性能に直結するところだし、いい加減にやるとバレところだし(笑)。

クリアランス数値は、エンジンが冷えている状態で、インテーク側0.1mm、エグゾースト側0.25mm。
師匠の教えによると、ヨウカンを切るような感触でゲージが通るくらいが良いだそうです。
こういう時って、やってる〜って感じがします〜

無事(たぶん・笑)難しいところが終わったんで、少し色気です。
有りがちだけど、ヘッドカバーに色を塗ることにしました。

塗る前に、ぼろぼろになってしまった塗装や部分的なサビをキレイにします。

日も暮れてしまったんで、急いで付けてしまったんですが、ヘッドカバーの色は黄色にしました。

マトラって言うと、70年代のリジェF-1と来て、フレンチブルーかな?とも思ったんだけど、やっぱり80年代の車なんで、ルノーイエローにしました。
気分はJ.P.ジャブイーユってところです(古!笑)。

でも、写真だとキレイに見えるけど、実際は急いでやった結果いろいろ汚点が残ってしまって・・・・ちょっと納得いってません。
いつかロゴを入れて塗り直します!

◆そうしたら、インマニの取り付けです。

プラグコードが堅くなってしまっていて、全然自由が利かないんで、インマニを取り付ける際に、元と同じところを通しておきます。

このプラグコードもいつかなんとかしないとと思うんですが、
エスパス用のウルトラとか・・・・なんてないよね〜

キャブは、オーバーホールキットもなにも手に入らなかったんで、簡単な掃除程度となりました。

でも、滲んだガソリンのせいでスロットルのバネがネチャネチャになってしまって、主に高速側のスロットルの戻りが悪かったようで、そこが直っただけでもやった甲斐はあったかな?と思います。

でも、組んだ後、やっぱりガソリンの滲みは直っていなかったのと、オートチョークの具合が悪いんで、もう一度手を入れないと満足出来ませんね。

さて、ヘッドカバーに次いでの色気です(笑)。
友達がHKSのパワフロ(日産ステージア用)をくれたんで、チャレンジです。

まあ、エスパスのエンジンルームはガラ〜ンと広いから、スペースは問題無かったんだけど、当然パイプ径が合わなくていろいろ探しました。

なかなか合うものが無くて、金欠も考えず「もうワンオフ削り出しだ!」と図面を引き始めた帰り道、近くのホームセンターでバッチリ径の合う塩ビパイプを発見!
神様に感謝しつつ、速攻購入。お陰で300円くらいで済みました(笑)。

本当は、キャブの真上にドーンと付けたかったんだけど、それは諦めてオリジナルのパイプを介しての取り付けです。
もっとも、塩ビパイプを直接取り付けたら、溶けるでしょうけど。

効果のほどは?ですが、とりあえず格好いい!でしょ?

師匠曰く、
「なんだか小僧っぽいね」
「うっ・・・・」

その後は、ウォーターラインを戻します。

写真ではキレイになったように見えますが、ラジエタータンクはあまりキレイになりませんでした。台所用の洗剤や油汚れにはコレ!っていう換気扇用の洗剤も使ったんだけど、あまり効果出ず。皆さん、なにかいいアイデアがあったら教えて下さい!
でも、根本的に すっかりプラスティックが劣化していて、いつ割れてもおかしくない状態なんで、こいつも近いうちに・・・・はぁ〜

ラジエター本体も、出きるだけキレイにしたんですが、現状は?のまま、再使用です。

さらに問題なのが、ラジエターホースです。

最初に告白したように、エス子のラジエター液にはオイルが混ざりまくっていました。
で、師匠によるとラジエターホースは油系に弱いそうで、いったん内部がオイルまるけになったホースは、絶対に駄目になると・・・・

とりあえずロベルトに見積もりをもらったら、意外に高くてアッパー、ロアー(これが三つ又のやっかいなヤツ!)、それからフロント側の細い物諸々で3万円近くなってしまいます。

そこで、いっそのこと頼りない純正とはおさらばして、ものすごく頑丈そうなsamcoにしたれ!と一大決意!

当然のことながら、エスパス用なんてあるわけがなく、とりあえずネットで検索してみると、次の日に仕事で行く場所の近くに汎用品を扱っている店を発見! 溝口自動車ってとこですが、電話してみたらすごく気さくなおじさんだったんで、次の日に行っていろいろ相談に乗ってもらいました。

が、さすがに汎用品の在庫は少ない上に、金欠も手伝って、結局買ってこれたのはアッパーのL部分と1/2インチのストレートのみでした。

まあ、総samco仕様は継続的に進めるとして、とりあえず動かさないと駄目なんで、出きることを続けます。

ここは、右前のフレームなんですが、なぜかラジエターの真ん前にぽっかりと大きな穴が開いています。
外したときは、厚紙みたいなもので塞いであったんですが、すでにボロボロになっていたんで、アルミパネルを貼り直しました。
反対側は、エアの取り込み口となっているんで、そのままです。

これでやっと一通り組めました〜。

まだ本当に「組めただけ」なんですが、やっぱりウレシイですねー。
まあ、同じくらい不安はありますけど・・・・

他の作業を終えた後、エンジンを掛けてみたんですが・・・・
とりあえず、今回はここまで(まだまだ続くんで・笑)

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