■ヒーターコック追加

・2005年6月
・メーター不動

エスパス快適化計画第三弾です!って、くどいかな(笑)
今回は、ヒーターコックの設置です。
ブロアーユニットにお湯が回らないようにして、
エアコンの効きを良くしようという、まあ、常とう手段です。

エスパスに限らず、普通の車のヒーターは、エンジンで暖まったお湯を車内に引き込み、そこにブロアーで風を当てて温風を作りだしています。

冷房の時は、ブロアーの風がその暖かいところを通らないようにフラップ等で風の通り道を変えているんですが、古くなってくるとフラップがちゃんと閉まらなくなることもあるし、そもそも、すぐそこにお湯があることは、百害あって一利無し!

そこで、エンジンから車内に繋がるホースの途中にコックを設けて、お湯の流入を止めてしまおうというわけです。

コック設置に伴って、samco化計画も最終節。

今回は、90度エルボー三つと180度のU型ひとつとストレート一本。

初めて
180度のU型を買いましたけど、思ったよりも2本の間が狭かったですね。
この辺の寸法まで、ちゃんと入手出きると良いのになー

◆さて、この2本が今回の主役で、どちらかが車内に入る方で、反対が出る方。

そこで、車内にお湯が入っていく方を止めたほうが当然効果的なんですが、全然分からないので、それを探る方法を
師匠に聞いたところ、
「エンジンを始動して、先に熱くなる方が、入り口側のホース。または、ヒーターを全開にして、温度が下がってくる方が、出口側のホース」だそうです。

なるぼど、そう言われればそうですね。

で、実際にホースにさわりながらやってみると…あんまり良くわからない(苦笑)。
ヒーターを全開にしても、あまり変化がない…ん?ということは、ヒーターの熱交換効率がすごく悪いってことじゃん!と、余計なところに気が付いたりして(笑)

たぶん、下のホースが入り口でしょうって感じで作業開始です。

写真は、 ホースを外したヒーター側の口です。

こっちが、エンジン側…案の定、錆が酷いです。

一応、サンドペーパー等で出来限り錆は落としたけど、かなり不安な状態ですね。
救われるのは、差し込み距離が長いこと。
これだけあれば、そんなに激しく漏れることはない…と思う。

◆さらにこれが、付いていたホース。

中には、怪しげな沈殿物が〜(涙

横から見ると、ぷっくりしてるし、写真右上のほうも、少し亀裂が入っているし…、やっぱり交換して正解ですね。

◆コックは、ホームセンターで普通のホース用のものをゲット。
本当は、車用のものがあるのかもしれませんが?毎度のことながら、あり物で間に合わせます(笑)。

コックには、何種類もあるんですが、なるべく小さくて、加工しやすいものを選びました。
ホースの間にぶら下がることになるんでね。

このコックは、ツマミがネジで取れるので、加工するとき便利です。

◆旋盤が小さいので、ツマミを外して、なんとか加工しました。

ネジ部を、約19mm径まで落として、抜け防止の溝を2本。
ツマミの部分が出っぱっているせいで、なかなか安定して回らず苦労しました〜

でもまあ、なんとか出来ましたね。

◆入り口側のホースは、こんな感じです。

青いホースに、オレンジのツマミがいい感じ!(自己満足ですな・笑)


ホースの長さは、後で切ります。

◆出口側のホースは、アルミ管を加工して繋ぎました。

19mm径のストレートパイプという簡単な部品だけど、丁度よい径と長さのものって無いんですよね。
旋盤大活躍です!

これでホースの準備OK。

そういえば、ストレートパイプは使わなかった…腐るわけじゃないけど、勿体なかったな

◆で、装着!は、全然難しくありません。

まあ、長さを合わせてsamcoのホースを切るときには、少々勇気が必る…って、ただの貧乏性ですけど(笑)

そういえば、ヒーター側の差し込み口の間隔がすごく狭くて、ホースバンドのスペースがギリギリでした。もう少しsamcoホースの外径が太かったら、付かなかったかもしれません。
予想外のことは、いろいろありますね。

◆コックを閉めたところです。

これで、室内にお湯が回らないハズ…
エアコンの効きが良くなる
ハズ
子供たちが乗ってくれる
ハズ

とか、過大な期待が出きるような手段じゃないんですけど、悪くなることはないでしょう。
ただし、コックを閉めている間は、ヒーターが効きませんから、あしからず〜

◆これで、90%samco化完了!

残っているのは、ヒーターホースの出口側と、オートチョークの戻ってくるところの2ヶ所。どちらも形状がややこしくて、汎用品では難しいですね。

いつか特注で!なんて夢のまた夢ですかなー

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