■サスアーム付け根崩壊!

・2004年1月
・メーター不動

エスパス存続の危機を迎えました。
なんと、サスアームの付け根がもぎ取れる寸前という状態....
どうやって直すのか?果たして家族の信頼を取り戻すことが出来るのか??
ファミリーカーとしての正念場です(苦笑)。

来る車検に向けて、オイル漏れを起こしてしまったステアリングギアを交換しようと作業を始めた矢先、目に飛び込んできたのは、写真のような、信じられない光景・・・・
アンダーアームの後ろ側の取り付けパーツのスポット溶接部分が剥がれて、パーツそのものが取れかかっているではありませんか!

もしかしたら、後数キロ走っていたら、走行中に足回りが崩壊した可能性が・・・・
まあ、前側はちゃんと付いているので、突然もげてなくなることは無かったと思うけど、万が一高速とかで完全に剥がれていたら、やっぱり命にかかわる事態になっていた可能性があるので、正直ショックは大きいです。

よく見てみると、いろいろと修理してあることがわかりました。
このパーツの下側の溶接は、スポットじゃなくてアーク溶接でべたべたに付けてありますし、 フレーム自体にも、凹んだカ所(ゆがむというものではなく、エクボ等)が見つかりました。

さて、どうやって直そうか。当初は、ステアリングギアとスピードメーターケーブルだけ先に作業をして二月頭に車検をとって、その後エンジン周りに手を入れようと思っていたけど、こりゃそうもいかなくなりましたね。

ついに修理というより、レストアになってきた?(笑)

で、兄貴に現場用の溶接機を借りて自分で直しちゃおうかな〜なんて、しばらく悩んだりしたんですが、やっぱり場所が場所だけに、今回はプロにお願いすることにしました。

真冬というのに、とても穏やかな日差しの中、エスパスは積車に乗って行きました。
短い入院のハズですが、やっぱり寂しいです・・・・

無事に帰っておいでよ〜

と、待つこと10日くらいでエスパスは帰ってきました。
なんか、あっけないくらい・・・・
いやー、やっぱりプロに頼むと安心でラクチンですね(笑)。

で、今回は車検時期とも重なってしまったので、結局そちらもお願いしてしまいました。
ただし、こっちの方は、かなりグレーな状態で無理を言って通してもらったんです。
「後で直すから!」ということで(苦笑)
業者さんまで嘘つきにするわけにゃいかんので、頑張らねば!

で、これが溶接後の状態です。

写真が悪いんで見にくいんですが、溶接の前にビスで止めてあります。
作業としては、一旦アンダーアームを外して、ビスで位置決めして、全周溶接を施すという感じだったようです。

フレームの亜鉛メッキは、エスパスの特徴ですが、今回のように溶接する時には、このメッキがやっかいだったようで、剥がしては溶接して、剥がしては溶接して・・・・の繰り返しだったみたいで、大変な手間だったとか。
感謝感謝です。

リヤ側から見たところです。

ノーマルでは、それぞれのリブに三ヶ所ずつスポットしてあるだけでしたが、この写真からも分かるように、内側までぐるっと溶接してもらいました。
これで一安心でしょう。

今回は、トラブルの内容も内容だったけど、修理にまつわるお話も楽しくて。
出会いとは、面白いものですね。
この話は、またの機会に。
とりあえず、これでファミリーカーとして復活です!

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