■エアコンダクト追加

・2005年5月
・メーター不動

エアコンの効きが悪い!
古い外車だでしかたないじゃん〜って平気なのは、僕だけ。
去年は、結局暑くて誰も乗ってくれなかった…
これじゃファミリーカーでは無い!ということで、エアコンの効率化作戦です。

この車、元々はエアコンのオプション設定さえ無い時代の車(マイナーチェンジ後エアコンはオプションに)なのに、なぜか珍しいツインエアコン仕様。
前後からエアコンが出るなんて、夢みたい〜と思うんだけど、残念ながら、エアコン自体が夢まぼろしか??というくらいの出来…

構造は、腹の下にコンデンサーがあって、そこから前と後ろにガスを分配するタイプ。
これだと、当然コンデンサーから遠くなるほどガスの温度が上がってしまって、効きが悪い。この車の場合、それがフロントになってしまうんです。

◆元々、フロントに付いているブロアーが純正なんだけど、これが欧州車らしくしょぼい。

それに比べて、リアの物は後付けらしく、十分風量があって、良好なガスの状態と相まって、しっかり冷風が出るんです。
が、しかし…悲しいかな、後付けだけあって、吹き出し口がしょぼい…
結局両方合わせても、全然効かない!ということでした。

そこで、フロント側の改善は基本的に無理なので、リアの効率を上げることにチャレンジ!うるさく文句を言う子供たちが乗るのも、リアだしね。

◆で、取った手段がこの乱暴なもの!
アルミダクトを車内に這わせて、全体に風が回るようにしたわけです。
簡単でしょう〜

本当は、このユニットを三列目の天井に移設しちゃおうかとか、いろいろ考えたんですが、とにかく「早く、安く、気持ち良く」の三拍子が必要だったんで、とりあえず今回は面倒なことはやめました。

それではまず、天井の修復。
ここは、以前直したはずの天井なんですが 、いい加減な施工と容赦ない熱攻撃で、ブワーンと膨らんで情けないことになってました。

そこで今回は、H型のアルミ押し出し材を適当な長さに切って、前後をフレームと天井材の間に挟み込むという方法をやってみたところ、これがなかなか良い出来じゃないですか!
我ながら、上出来(笑)

四隅も汚いんだけど、ここは隠れる予定だから、そのままに…

次に、アルミダクトを付けるために、エアコンの吹き出し口のルーバーを外します。

ルーバーは、爪で引っ掛かっているから、マイナスドライバーでこじって外します。
簡単簡単。

そういえば、リアは効くと書いたけど、実はこのルーバーの動きがくたくたで、知らないうちに全閉になっていた…なんてこともありました(苦笑)。

アルミダクトの方も、薄いアルミ材で出来ているから、加工がラクチンです。

凸凹を伸ばして、力任せに形を整えます。
木の棒なんかでしごくと、さらに綺麗に整形出来ます。

ただし、切り口がアブナイので、アルミダクトの取り扱いには、御注意を。

で、合体です!
ガーンと突っ込むだけ!!
隙間は、一応スポンジを詰めてOKと。

幸い、吹き出し口が二つに分かれていたので、それをそのまま右用、左用として使うことにしました。

ダクトをタイラップで適当に固定して、この状態でエアコンを掛けてみると…
おお!かなり強烈に、冷たい風が吹き出すじゃありませんか!
嬉しい〜
効果ありそう!

でもこのままでは、 常に誰かに風が当たり続けてしまい、苦情が出ること明白なので、吹き出し口のルーバーなんとかしなくては…

◆そこで、倉庫の中を探してみると…あ、ロメオが(笑)

もしやと思って、ロメオのルーバーを当ててみると…ぴったり!
しかもちゃんと二つあるし〜
と、一旦決めかけたんですが、このままではロメオが部品取り車になってしまう恐れがあったので、自主規制でこれは中止!

そこで思い出したのが、嫁車アクセラ。

あやつのルーバーは、イタ車と同じデザインだったから…と、外してみたら、こっちもぴったり!!
もしかして、ダクト径は世界標準?!と思えるほど、はまるじゃないですかー、嬉しい〜
しかも、ルーバーの開閉に加えて、全体がクルクル回るから、方向も自在!完璧!!

早速マツダに注文して、ゲットしました。
ちなみに、ひとつ2500円くらいでしたよ。

◆さて、三列目は滅多に座らないし、アルミダクトが冷たくなるからいいかー…
なんてことは許されないので、とりあえずスリットを入れてみました。
この作業も、薄いアルミ材のお陰でラクチンです。

実は、さっき外した四角いルーバーの移設を試みたんですが、奥行きがかなりあって、その部分を削らないと駄目だったので、今回はパス。

今後の課題ですかね。
でも、これだけでも結構ちゃんと風は出るんで…ま、いいか

◆ ダクト途中の固定が、タイラップのままじゃあ、あまりにも見てくれが悪いので、写真のような部品を作りました。

薄手のアルミ板に、スポンジを付けてから、5cmくらい直線部を残して輪にします。
この輪の中にアルミダクトを通して、直線部を(得意の・笑)天井の隙間に差し込むというわけです。

リアドア側は、構造上残念ながら十分なスペースが無いため、先に取り付けたアルミH材にタイラップで固定してあります。

これが完成形。

どっかの工場みたい(嫁談)…だけど、背に腹は代えられまい!
最初は臭かった(子供談)けど、全体を洗剤使って洗ったら、それも解消出来ました!

さあ、成果はどうだ!?
と意気込んだんですが、残念ながら未だ日中エスパス活躍の機会が無くて(笑)

ま、前よりはマシになったと思いますよ。っつうか、こんだけ露骨にやって効果無いんじゃね!早く夏が来ないかな〜

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