■ベンチレーションボックス改造その1

・2006年7月
・メーター不動

フロントエアコンが効かないのは、
ベンチレーションボックスの構造に問題があるのだ!
ということで、ダッシュボード回りの分解を決行。

とにかく、フロント側がどうなってるのか…まずそこから(笑)

で、ばらします。
基本的に内装なので、隠れたビス探しで時間を食うんですが、とにかく外す。

ハンドル、メーターを外すと、まずエバポレーターが見えてきました。
う〜ん、ホコリだらけ(苦笑)
今時の車の様にフィルターなんてありませんから、 とりあえずエアで吹いて綺麗にしておきます。

一枚モノのダッシュボードを、死にそうになりながら外すと…

エバポレーター、エキスパンションバルブ、ブロアーファン、ベンチレーションボックスと、今回の主役達が顔を出します。

車種によっては、フロントガラスを外さないとダッシュボードが外せない!なんてのもあるそうなんですが、このフェーズ1は、とりあえず外せました。
でも、フロントガラスのすぐ下の手の届きにくいところにネジがあったり、ハンドルポストも下にずらさないといけなかったり…それでも三角窓の内装を引っかけてしまったりと、すご〜く大変でした。
なんで分割しないんだろう…ロケットってそういうもん?

もう少し近くで見ると、こんな具合です。

左下の黄色いのがエキスパンションバルブ。
真ん中手前の黒い箱がエバポレーターと内気外気の切り替えボックスで、奥に繋がっている筒から外気を入れています。
その右にあるかたつむりみたいなのがブロアーファン。
ほとんど映っていないけど、ブロアーファンの先一番右にベンチレーションボックスがあります。

とりあえず効率的に配置されているようだけど…これがあの広大なダッシュボードの下にあるわけで、そこは炎天下では灼熱地獄!
一旦冷えた空気もね…

助手席側から見たベンチレーションボックスです。

真ん中の四角穴から、センター噴き出し口にエアを吐き出します。
すぐ上の二つの四角穴は曇り止め用で、エアはダッシュボードの裏を通ってフロントガラス下から出るようになってます。

しばらくこのまま乗っていたので、メーターとハンドルが付いています(笑)。

で、まず発見したのがここ。

ベンチレーションボックスとコンソールカバーの隙間を塞ぐスポンジがずれて付いてて、少し噴き出し口がふさがってました。
いや〜、どう見ても、最初から(笑)。
これだけでも数%の損失!

こちらが、ブロアーファンです。

最初は、これがしょぼくて風量が足りないのかな?と思っていたんですが、サイズも大きいし、実際に回してみるとかなりの勢い…となると、これはこのままで問題ないと思います。

それよりも、オルタネーター の容量不足で、アイドリング時などどれくらいの電気が送られてきているのか…その方が問題かもしれませんけど〜
これもしかたないしね。

で、ベンチレーションボックスを取り外しました。

大きいし、ボディ側の断熱材にくっついてしまっていて、なかなか取れなかったんですけどね。
バリバリと外したという感じです。

もちろんこの前に、エンジン側からヒーターコアに繋がっているパイプも外してあります。
そのせいで、またまたラジエター液が…この車、何度ラジエター液が新品になってるんだろう(苦笑)。

これが、ブロアーファンの付く側から見たところ。
丸いところからエアが入っていって、上の二つの四角い穴は、フロントガラスの曇り取り用のエアが出てくるところです。
中をぐるっと回って出てくるんですね。

下の方に、ヒーターコアのジョイント部が、その少し上から出ているのは、切り替えレバー用のワイヤーです。
上が温度、下が噴き出し口用ですね。

そして、こちらはヒーターコア。

小さなラジエターで、これに空気を通すことで温風を作り出しています。

と、本来なら何事もないハズだったんですが…なんと水漏れが発見されました(涙)。
外したときに、ぬるっとしたイヤな感触があり、ベンチレーションボックスの中にうっすらと何かが漏れた後が…
このまま使っていたら、近いうちに室内水浸しってことになっていたと思うんで、 運が良かったと言えばそうなんですが…

パーツが届くのを待っていられないので、とりあえずヒーターレス仕様です!

と、やっとエスパスのエアコン関係の構造や問題点が分かってきました。

ここで、改造計画を立てます!今まで、なるべく切った貼ったの改造はしなかったんですが…まあ、内部は見えないし、夏場活躍できないファミリーカーなんて本末転倒なので、今回はザクッと!!

と言うわけで、現状と計画をまとめました。こちらをご覧下さい

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