■ベンチレーションボックス改造その2

・2006年7月
・メーター不動

およその現状は理解出来たし、
計画も立てたんで、
禁断の切った貼った作業開始です。

ヒーターコックの取り付けは、以前やったので、こちらをどうぞ。

でも、この時は片方だけだったんで、今は増設&循環路を新設中。
そちらも出来次第、アップします。

さあ、まず最初の効率化は…
フラップ新設云々の前に、エアの通り道をスムーズにする!ということで、ここの格子状のフィンを取っ払ってしまいます!

単体で見ても分からないんですが、どうもこの部分も何かの流用品のようで、フィンの向いている方向が思いっきりいい加減です。
変なところに、何かの部品の取り付け部もあったりね。無駄です!

しかも、なんつっても、ありとあらゆる部品・部位が熱くなってしまって、このフィンを冷風が通る時に、ここで温められてしまっているはずだし…と、心を鬼にしてサンダー片手に作業開始!

で、数分後…じゃ〜ん

綺麗さっぱり取ってしまいました!
これで冷風の邪魔をするモノは無し!
エアコン効率30%アップ!!ってほどじゃないですか(苦笑)

しかも、この後の作業もやりやすくなったというわけです…

◆ここでベンチレーションボックスを見てみます。写真は、ブロアファンが付いている側、空気が入ってくる側から見ています。

これが温風時で、フラップが開き(写真にも写っていません)、奥まで空気が流れるようになっています。
ちょっと分かりづらいんですが、写真真ん中下方のシミのある部分にヒータコアが入ります。

ちなみに、このシミが…ヒーターコアが水漏れを起こしている証拠ですね(涙)。

これが冷風時の写真。

フラップが閉じて(写真だと上からパタッと降りてくる感じ)、ヒーターコア側に冷風がいかないようになっています。

が〜、これが隙間の写真。

真ん中辺り(コイルの右手)に細長い隙間が見えます。
実際は、全体が反り曲がって三方向にそれぞれ隙間がある状態で、これでは、空気は通り放題、熱気も上がって来放題でしょうね。

これが改造後です。

上の写真には無い、白い板(凸形)が新設したフラップです。

この状態が、冷風時です。
冷風は、この新設フラップ に当たり、センター噴き出し口(写真では、上方)に流れていく…ハズです。
ま、隅の隙間はご愛敬…後付だと、この辺りに限界がありますね。

ちなみに、白い板の両脇にあるアルミ板は、新設フラップ が動くときのガイドです。

こっちが、温風時。

新設フラップが既存の温風冷風切り替えフラップと連動して開き、センター噴き出し口を塞ぐ形で止まります。

これによって、ブロアファンから入ってくるエアのほとんどがヒーターコアを通ることになり、暖房効率も良くなる…ハズです(笑)。

これで完成!

今回は、同時にエアコンガスも充填したし、何よりヒーターコアレス仕様なので、本当のところどれくらい効率が上がったかは分からないんですけど、理屈からすれば良くなったハズだし、実際にも良くなっているような気がします。

もっとも今回の改造は、冷房効率を優先しているので、これが暖房時にどれくらい関係してくるか…などなど未知な部分が残ってますね。
ま、それはヒーターコアを付けてからのお楽しみということで。

では、夏よ来い!(笑)

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